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桃林寺とは

臨済宗 妙心寺派 桃林寺
住職 山本 宗孝

住所

〒504-0922
岐阜県各務原市前渡東町8-378

由緒

 天文7年(1538年) まだ木曽川流域の形状が、その流れのままに変化を繰り返している頃、現愛知県丹羽郡扶桑町と現岐阜県各務原市の間を流れる木曽川に北島と呼ばれる中洲があった。そこに尾張の国(現扶桑町)の龍泉寺の友峯宗益和尚発願し、水難や疫病封じなど心のよりどころとして、観世音菩薩をお祀りする辻堂が建立された。これが桃林寺の起こりです。
 しかし、この中洲は幾度とない木曽川の大洪水により再三観音辻堂は流失、北島なる中洲は次第に現各務原市の前渡と陸続きになる。北島の民衆は観音辻堂流失の度に再建してきた。後に先祖菩提を弔う為に、この辻堂を一件の庵として建立した。当時、北島は桃の栽培盛んであり、その庵を桃林庵と名付ける。昭和に入り、庵寺は寺院へと発展し現在の桃林寺に至る。
 このような地域の人たちの篤い信仰心と桃林寺ご本尊の観音力の示現であり、出世の観音菩薩に香華は今も絶えなく続いています。

本尊

聖観世音菩薩

開山

友峯宗益和尚大禅師